前編を見ていただいた方ありがとうございます。
後編から見ている方は、前編から見てもらうと流れが分かりやすいと思います。

イレクターパイプを使ってラゲッジスペースの2段化に成功しましたが、実際に積載してキャンプに行くと色々と課題が…。
みなさんは私のような失敗をしないように、しっかり後編も読んで2段化を成功させてください!この後編の内容でほぼ完成版といって間違いなさそうです。
意気揚々とふぁみキャンに出かけたが…

2段化をして積載テトリスもばっちり!
意気揚々と夏の伊豆キャンプに出かけたのですが、キャンプ場に着いてびっくり。
なんと、手前の床下収納の上に乗せた脚(画像の左右に見える脚)が蓋を破壊して10cm程度へこんでいるではありませんか…。2本の足で強度の弱い床の上に棚を作成したため、荷重が一点に集中したことが原因でした。
何とか帰宅までもってくれましたが、床下収納の蓋は角が割れてしまいました。

また、継手部もマスキングテープだけの接続だったので、細かい振動の積み重ねで外れかけていました。
結局、棚が崩壊するか心配で思う存分キャンプを楽しめなかった気がします。
このままではこれ以上の重量物を乗せることができないため、キャンプから帰ってすぐに補強をしました。
今回補強した内容
床下収納の蓋の補強も考えたのですが、トランクに合わせて加工する難易度が高そうだったので、足元の荷重を分散することにしました。
また、マスキングテープだけでは移動時の振動に耐えられなったので、ジョイント部をビスで固定することにしました。
修正内容は以下のとおりです。
補強内容
- 脚の形状を変えて床下収納上の荷重を分散
- 筋交いを追加し、棚のガタツキを修正
- ジョイント部をビスで固定
- 棚受けを追加して棚板の2分割化
いざ、実践!
①床下収納上の荷重を分散
床下収納部(ドア側)の2本の脚で受けていた部分にパイプを渡すことにより、2点に集中していた荷重を分散して、面で受けるようにしました。
ただ、パイプを追加したことで奥側(座席側)と高さが合わなくなったため、奥側はゴムアウターをつけて高さを調整しました。
荷物を収納する時に段差ができてしましましたが、棚の崩壊よりはマシなので補強することにしました。
使用材料
- コーナージョイント(J-5)…2個
- イレクターパイプ:H-1200…1本
- ゴムアウター B セット

②筋交いを追加し、棚のガタツキを修正
前編では棚の分解の邪魔になるため設置していませんでしたが、上段に荷物を載せた時の左右の揺れが気になったため、棚受けと脚部に筋交いを追加してガタツキを抑えることにしました。
手前側(バックドア側)は荷物を出し入れするため側面のみ。奥側(座席側)は両面補強しました。
取付する時はある程度力やコツが必要ですが、慣れてしまえば簡単に取り付けできます。
使用材料
- 筋交い(J-26)…2個
- 筋交い(J-114)…2個
- イレクターパイプ:H-300:6本


③ジョイント部をビスにて固定
前編ではジョイント部をマスキングテープで固定していましたが、筋交いなどは振動で外れてしまうため、ビスで固定することにしました。
分解する必要のある脚部以外、1箇所につき2本、下穴を空けてビスで固定しました。※下の画像のバラしてある部分以外は全て固定しています。
棚部と脚部は固定しなくても、荷物が載ると荷重がかかって外れることがないので固定しなくても大丈夫です。
使用材料
- トラスタッピング(黒)4×12…50本程度

④棚受けを横に通し、棚板の2分割化
脚部補強により上段の位置が上がり、当初想定の1枚板では設置ができなくなりました。
そのため、棚受けの位置を縦から横に変更し棚板を2分割しました。
怪我の功名で、2分割したほうが棚を組み立てやすくなったので良かったです。
使用材料
- イレクターパイプ:H-1200…1本
※その他の材料は当初使用していたものを流用

おわりに
これらの補強をした後に複数回キャンプに行きましたが、冬キャンの最大積載でも十分耐える荷台が完成しました。おそらく上段の積載重量は70kg程度になっています。(もっとミニマルキャンパー目指します…)
トランクの蓋を破損するなどいろいろ試行錯誤しましたが、前より圧倒的に棚の強度は上がりました。応用すれば車中泊用のベッドも簡単に作れると思います。
これでラゲッジスペースの2段化は完成になります。
これから2段化をされる方の助けになると幸いです。わからないことがあったら気軽にコメントしてください。
