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【定番】ほったらかしでOK!メスティン自動炊飯のやり方【キャンプ初心者向け】

家族でキャンプに行くとご飯の準備はいつもバタバタ。慣れない環境での料理なので普段より慌ただしくなってしまいます。

せめてご飯だけは気にせず炊けたらいいのに…

そんな方にオススメの炊飯方法が メスティン自動炊飯。最大3合まで炊飯できるので、食べ盛りのお子さんがいる家庭でも助かります。

メスティン自動炊飯に必要な道具

メスティンを使った自動炊飯は、火にかけたらあとは放っておくだけでご飯が炊きあがる手軽な方法です。ただし、成功させるためにはいくつか専用の道具が必要になります。

本格的なものを揃えるのも良いですが、まず試してみたい方はダイソーなどの100円ショップで一通り道具を準備することもできます。

メスティン

メスティンには、ソロキャンプ向けの1合炊きサイズから、家族で使える3合炊きサイズまで種類があります。人数や食べる量に合わせて選ぶのがポイントです。

またメスティンは炊飯だけでなく、蒸し料理や揚げ物、パン作りまで対応できる万能クッカーです。最近では焦げ付きにくいテフロン加工タイプや、見た目にこだわったデザインモデルも登場しています。

初めて購入するなら、使い方や用途に合わせて「サイズ」「素材」「加工の有無」を基準に選ぶと失敗がありません。

ポケットストーブ

ポケットストーブは、固形燃料を置いてメスティンを安定させるための五徳です。燃料との距離を程よく保つことで、ムラなく炊き上げることができます。

基本的にどの製品もサイズや性能に大きな違いはないので、価格やデザインの好みで選んでOK。100円ショップでも手に入るので、初めて挑戦する方も気軽に購入できます。

固形燃料

固形燃料は、炊くご飯の量に合わせてサイズや数を選びましょう。

  • 0.5合:15g(燃焼時間:約15分)
  • 1合〜1.5合:25g(燃焼時間:約20分)
  • 2合〜3合(ラージメスティン):25g × 2個(燃焼時間:約20分)

特にラージメスティンは底が広いため、固形燃料1つでは火力不足になりがちです。ポケットストーブを2台並べ、固形燃料を2つ使って加熱すると全体がムラなく炊き上がります。

また、固形燃料は「アルミカップ付き」のタイプを選ぶのが安心。カップなしだと一気に燃え広がってしまい、火力が強すぎて予定より早く燃え尽きることがあります。

風防(ウインドスクリーン)

固形燃料は風にとても弱いため、屋外での炊飯には風防があると安心です。特に少しでも風がある環境では、火が揺らいで燃焼が不安定になり、ご飯がうまく炊けないこともあります。

風防はキャンプ用バーナー向けの小型タイプが扱いやすくおすすめ。ポケットストーブを囲むようにセットするだけで、火力が安定し、美味しいご飯に仕上がります。

メスティンで自動炊飯する手順

①メスティンにお米を入れて浸水させる

お米はまずしっかり計量して研ぐのが基本です。浸水時間は季節によって調整しましょう。

  • 夏:30分程度
  • 冬:1時間程度

計量はいつもミニシェラカップでしています。

  • すりきり1杯+20ml=0.5合
  • すりきり2杯+40ml=1合

分量をあらかじめ小分けにして持参すると、現地で迷わずスムーズに炊飯できます。

②分量どおりの水を入れる

浸水していた水は一度捨て、新しく計量した水を加えます。
シェラカップのメモリを使うと便利です。

  • 0.5合:100ml
  • 1合:200ml

水加減は仕上がりに直結するので、正確に計量するのが美味しいご飯への近道です。

③ポケットストーブに固形燃料をセットし、加熱開始

メスティンに蓋をして、ポケットストーブの上に乗せたら固形燃料に着火します。まずは安定した場所に設置することが大切。風がある場合は風防を使ったり、風下を避けたりして火力を安定させましょう。

炊飯中は蒸気の圧で蓋が浮いてきやすいので、水を入れたシェラカップを重しにするのがおすすめ。さらに、そのお湯はみそ汁やスープに活用でき、一石二鳥です。

④火が消えたら10分蒸らす

固形燃料の火が消えたら、メスティンをポケットストーブから下ろし、タオルなどで包んで10分ほど保温しましょう。蒸らしの時間を取ることで余分な水分が全体に行きわたり、ふっくらとしたご飯に仕上がります。

「早く食べたい!」という気持ちをグッとこらえて、仕上がりを待つのがポイントです。

⑤ふっくらご飯の完成!

蓋を開ける瞬間はキャンプ炊飯の一番の楽しみ。炊き上がったご飯はふっくらツヤツヤで、まるで炊飯器で炊いたような仕上がりです。

あとはおかずやお味噌汁を添えて、外の空気の中で炊き立てご飯を味わいましょう。

メスティン自動炊飯で失敗しないコツ

気温が低い時の炊飯ポイント

寒い季節や標高の高いキャンプ場では、水が沸騰するまでに時間がかかるため、仕上がりに影響が出ることがあります。そんな時は、通常よりも 5g多い固形燃料 を使うと安心。しっかり加熱できるので、失敗しにくくなります。

2〜3合を炊くときの工夫

ラージメスティンで2〜3合を炊く場合は、ポケットストーブを2台+固形燃料2つの組み合わせがおすすめ。大きなメスティンは底面が広いため、燃料を1つだけ使うと加熱ムラができて焦げの原因になります。左右から均等に熱を当てることで、ふっくら炊き上げられます。

まとめ|メスティン自動炊飯はキャンプの炊飯器!

自動炊飯を考案した人には本当に感謝ですね。
メスティンと固形燃料、この組み合わせだからこそ実現した “ほったらかしでふっくらご飯” はキャンプ炊飯の革命といっても過言ではありません。

また、自動炊飯は炊き込みご飯やおかずの温めなど、アレンジも自由自在。キャンプでの食事をさらに楽しくしてくれるはずです。

ぜひ、メスティン自動炊飯を取り入れて、快適で美味しいキャンプご飯を楽しんでください。

他の炊飯方法も紹介しているので、興味がある方はあわせてチェックしてみてください。

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