DIY

【スノーピーク】チタンマグの簡単な焼き入れ方法【チタンブルー】

キャンプギアを揃え始めると必ず目に入る『チタンマグ』。
憧れのチタンブルーのグラデーションを作るために作業してみたら、意外と簡単にできたので方法を紹介します。
用意する道具も家にあるもので出来るので参考にしていただければ幸いです。

作業時間:10分程度

難易度:★★☆☆☆

焼き入れ準備

準備するもの

  • 脱脂スプレー
  • ウエス
  • ガストーチ
  • 作業台(今回はグリルスタンドを使用)

※燃えない台があればいいので焚き火台でもOK

ガスコンロで焼き入れする方法もありますが、ガスバーナーの方がピンポイントで焼き入れすることができるのでキレイに仕上がると思います。

注意事項

  • 屋内で行う場合は換気を良くする
  • 屋外で作業する場合は強風時を避ける
  • 焼き入れができるのはシングルウォールマグのみ。ダブルウォールマグは禁止‼
  • 燃えやすいものを近くに置かない
  • 熱したマグはすぐには触らない

焼き入れ作業

①脱脂

脱脂スプレーを使用して入念に脱脂します。
カップの内側も焼き入れされるため内側も忘れずに。
ここで手を抜くとムラができるので大切な作業です。

②焼き入れ

底全体にまんべんなく火を当てて、好みの色になるまで熱します。
順番としては底がブルーになった後に側面を熱します。

側面は底面部から斜めに当てることで、底面から側面への綺麗なグラデーションになります。

③完成

マグが冷めたら仕上がりを確認して完成!
この色になるまで2分くらいでした。

作業のコツ

  1. 火を近づけ過ぎないこと。色変化が早いようならバーナーの距離を離す。
  2. ムラになるので一箇所に集中して火を当てすぎないこと。
  3. 青の次はすぐ黄色になるので、ある程度でやめておく。

【参考】色変化

気温やバーナーの距離・火力など、状況によって変化にかかる時間も変わりますが、今回はこのように変化していきました。

30秒経過

1分経過

1分30秒経過

2分経過

失敗した時・やり直したい時の対処法

基本的には個性として受け入れるのがいいと思いますが、受け入れられない時は次の方法で酸化被膜を除く方法があります。

①ピカールで磨く

②フッ素を使用して落とす

※詳細は後日掲載します

他の方法:陽極酸化処理

電圧によって綺麗な色が出るみたいですが、機器を揃えたりと大変そうだと思いますが、いつかはやってみたいと思います。

おわりに

難しい作業かと思ってなかなか手を出せずにいましたが、実際にやってみると難しいところは特になく、世界に一つだけのチタンマグが完成しました。
これでまたキャンプに行くのが楽しみになりました。

DIYとしてはとても簡単な方なので、ぜひやってみてください。
それではまた。

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