やっと気づいたコンパクト化の重要性…
以前、冬に浩庵キャンプ場に行った時のことです。
初の冬キャンだったので、完全防備でいかなければと意気込み
大量の防寒具を持っていきました。
トヨトミストーブ、化繊シュラフに毛布などの4人分の寝具・着替え…
これまで荷物のコンパクト化をしてこなかったからか
明らかに荷物が入らない。
こんな感じ。
もうやばいのなんのって。
2列目の足元もクーラーボックスをはじめビッシリでした。
フュアハンドのオイルランタンを持っていくのを諦めたくらいです。笑
もうこんな積載量でキャンプに行きたくないと思い、ギアのコンパクト化を始めています。
ただ、それだけじゃなく、積み方も問題があると思い
ラゲッジスペースを2段化することを決意しました。
使うのは定番のイレクターパイプ
ラゲッジスペースを2段にするにあたってどんな方法があるか調べたところ
イレクターパイプというものを使って棚を作成している人が多かったです。
結構昔からあるようで、価格も安価で手軽に出来るということで
イレクターパイプを使って棚を作ることにしました。
寸法の検討
まずは製作する棚の設計から入ります。
奥行き:87.4cm(パイプ長:80cm)
奥行はキャンプに行くときの配列をベースにしました。
2列目シートを左右に広げた状態で目一杯の奥行にしたかったので
座席背もたれの角度を考慮し設計しました。
幅:115.4cm(パイプ長:108cm)
ヴォクシーはタイヤハウスの出っ張りがありますが
この上にも荷物を乗せたかったので出っ張りを覆うような形で設計しました。
出っ張りを跨ぐような形で手前と奥に足を配置すれば最大幅を確保できます。
高さ:53.7cm(パイプ長:50cm)
組み立てる前に高さを検討しなければなりません。
足が長い分には問題ありませんが、短くカットしてしまった場合は買い直さなければならなくなります。
高い物ではないのでお財布的には痛くないですが、勿体無いですよね。
高さを決めるには積載物の寸法・重量確認が必要!
キャンプギア全てじゃなくていいので、大型のギア(テント、ストーブ等)の寸法・重量を確認します。
積載量が嵩みがちな冬キャンを想定とします。
積載時に先に載せるもののイメージでいいかと思います。
また、積載重量もあるので、重い物を下段、軽い物を上段にします。
目安として15kg以上は下段収納とします。あまり重いと上段に乗せられないですからね。
ちなみに我が家はこんな感じです。
キャンプギア | 縦 | 横 | 高さ | 重量 |
---|---|---|---|---|
テント | 81cm | 42cm | 35cm | 20kg |
コンテナ① | 78cm | 39cm | 36cm | 15kg |
コンテナ② | 60cm | 39cm | 36cm | 10kg |
インフレータブルマット | 77cm | 37cm | 37cm | 5.6kg |
クーラーボックス | 60cm | 42cm | 41cm | 20kg |
石油ストーブ | 50cm | 50cm | 60cm | 11kg |
大きさ、重量から下段にテント、コンテナ①、クーラーボックスを入れることに。
上段に石油ストーブを乗せる必要があったため、下段を50cm、上段を約70cmにすることとしました。
使用材料
上記で設計した棚を作成する部品を調達します。
Amazonは高く、Yahoo!は送料が掛かったりするので
ホームセンターで購入することにしました。
ただ、ホームセンターも全部品が揃っているわけではないので
ネットで注文して店舗に取り寄せるという方法をとりました。
これなら安心して全部品手に入れることができます。
※一部部品のみ撮影しております
本体
- H-1200…2本
- H-900…3本
- H-600…4本
- J-4…4個
- J-59A…2個
- J-110A…4個
棚板受け
- J-112A…6個
- J-112B…2個
筋かい(補強)
- H-300…6本
- J-26…8個
- J-114…2個
その他
- マスキングテープ2cm幅
- パイプカッター
いざ!組み立て!
組み立てと言っても、パイプをカットしてジョイントに組み込んでいくだけ。
私の場合はそれよりも、接着しないで固定する!という部分が重要でした。
キャンプをしない時や大型の荷物を積み込むときにバラしたり
寸法を変えて作り変えるとき再使用したいため
メーカー指定の接着剤を使用せずに固定したいと思います。
おとなしくメタルジョイントを使用すればいいのですが
1個当たり1,000円を超えたりと、お財布にやさしくないので…
ドリルビスで固定する方法やテープでぐるぐる巻きにする方法など
いろいろ考えましたが、最終的にマスキングテープで固定することにしました。
方法は、2cmのマスキングテープをパイプの端部に2周巻付けます。
後は無理やりジョイントに差し込むと、ピッタリはまって抜けにくくなります。
抜くときはかなり力を入れないと抜けません。
ただ、しっかり固定されているわけではないので自己責任になります。
仮組み
作業的にはパイプをカットするのに時間を要したくらいで
あとは淡々と組み立てていくだけ。あっという間に仮組みが完成しました。
筋かいや棚受けが不足しているので、完成まではもう少しです。
寸法がピッタリに仕上がったのですが
2列目シート側の足をつけたままでは棚の出し入れができず
2本の足を外した状態で入れ、設置した後で足をつけるという作業が必要になりました。
そのため、2列目シート側の足はマスキングテープをつけず
荷重と筋かいで固定することにしました。
おわりに
まだ未完成ですが、組み立て自体はものすごく簡単で
思ったよりうまくできた感じがします。
積載テトリスをするのはまだ先の話…
棚を仕上げ次第、記事を更新しようと思います。
第二弾はこちら↓※棚の作り方に諸々修正が入っています