いきなりですが、キャンプでご飯は美味しく炊けてますか?
キャンプで食べるご飯は“外ご飯効果でいつもの3倍美味しく”感じます(※ゆるキャン△調べ)。でも、それは「上手に炊けた場合」の話。
この記事では、私が実際に色々な炊飯方法を試してみた経験をもとに、キャンプで使える炊飯方法をすべて紹介します。「簡単さ」「失敗しづらさ」「仕上がり」の3つのポイントで評価しているので、自分にぴったりの炊き方がきっと見つかるはずです。
キャンプご飯の炊き方|5つの方法を紹介
自宅ではご飯を炊飯器で炊くのが一般的ですが、キャンプでの炊飯方法はひとつではありません。
ここでは、私が実際に試してきた5つの炊飯方法をまとめました。手軽さ重視か、味重視か…。自分に合った炊き方を選んでみてください。
①メスティン自動炊飯|ほったらかしで炊きたい方に
メスティンと固形燃料を使う「自動炊飯」は、お米をセットしたらあとは放置するだけ。火が自然に消えるまで待てば、ご飯が炊き上がります。
火加減の調整がいらないので、初心者の方でも失敗しにくいのが大きなメリット。『ほったらかしで簡単にご飯を炊きたい』という人にぴったりの方法です。
詳しい炊き方はこちら↓

②シェラカップ自動炊飯|ソロキャンプにオススメ
シェラカップと固形燃料を使った「自動炊飯」は、ソロキャンプにぴったりの炊飯方法。
「ご飯のためだけにメスティンを持っていくのはちょっと…」という人でも、普段使っているシェラカップで一人分のご飯が炊けます。コンパクト装備で行きたい人や、荷物を減らしたいソロキャンパーにおすすめの方法です。
詳しい炊き方はこちら↓

③蒸し炊き(水蒸気炊飯)|失敗したくない方に
蒸し炊き(水蒸気炊飯)は「どうしてもご飯を焦がしてしまう…」という人におすすめの炊飯方法です。
火加減や時間をそこまで気にしなくても、絶対に焦げずにふっくら炊き上がるのがポイント。『今日は失敗できない』という場面や、仲間に美味しいご飯をふるまいたいときに心強い方法です。
詳しい炊き方はこちら↓

④土鍋炊飯|キャンプで絶品ご飯
土鍋でご飯を炊くには、ちょっとした火加減のコツが必要です。でも、その手間をかけるだけの価値がある仕上がりで、数ある炊飯方法の中でもトップクラスの美味しさ。
電気の使えないキャンプだからこそ、あえて土鍋で炊き上げるご飯は特別な一品になります。『ふっくら絶品ご飯を味わいたい』という人にぜひ試してほしい方法です。
詳しい炊き方はこちら↓

⑤ポータブル炊飯器|火を使わずに安全炊飯
キャンプでも“文明の利器”をフル活用したいなら、ポータブル炊飯器がおすすめ。
小さなお子さんがいて火を使うのが心配なときや、炊飯にずっと付きっきりになれないときでも安心してご飯が炊けます。電源サイトの利用やポータブル電源は必要ですが、キャンプ場でも自宅と同じように安定して炊飯できるのが魅力です。
安全に、そして確実にご飯を炊きたい人にぴったりの方法です。
比較一覧|キャンプの炊飯方法
それぞれの炊飯方法を、「簡単さ」「失敗しづらさ」「仕上がり」の3つの視点で5段階評価しています。
パッと見で特徴がわかるので、どの方法を試すか迷ったときの参考にどうぞ。
| 炊飯方法 | メスティン 自動炊飯 | 蒸し炊き (水蒸気炊飯) | シェラカップ 自動炊飯 | 土鍋炊飯 | ポータブル 炊飯器 | 
|---|---|---|---|---|---|
| 簡単さ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | 
| 失敗しにくさ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | 
| 仕上がり | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ | 
| こんな人に おすすめ | ほったらかしで 炊飯したい人 | 失敗したくない人 | 荷物を最小限に したい人 | 味を求めて 挑戦したい人 | 子供が小さい家庭 | 
キャンプ炊飯を成功させるコツまとめ
キャンプでご飯を炊く時は、炊飯方法に関わらず共通して気をつけたいポイントがあります。
ここでは「よくある失敗」と「美味しく炊くためのコツ」をまとめました。
炊飯用の水はしっかり量る
水加減はご飯の仕上がりを大きく左右します。多すぎるとお粥っぽくなり、少なすぎるとパサついたご飯に…。
目分量だと毎回仕上がりが変わってしまうので、きちんと量ってあげるのがポイントです。
これだけでふっくら美味しいご飯に近づけますよ。
浸水と蒸らしの時間はしっかり確保
ご飯を炊くときは「浸水」と「蒸らし」が大事なひと手間です。
炊く前にしっかり浸水させるとお米に水分が入り込み、炊き上がった後に蒸らすことで芯までふっくら。急いで食べたくなる気持ちはわかりますが、美味しいご飯のためには少し我慢。
目安として、夏は30分・冬は1時間の浸水、炊き上がったら10分の蒸らし時間を確保してみてください。
ご飯が焦げるときは火力が強すぎるサイン
ご飯が焦げてしまうときは、火力が強すぎるサインです。
美味しく炊くためには、沸騰したあとは弱火でじっくりが基本。強火だと水分が飛びすぎて、底が焦げてしまうんです。逆に水分が多く残ってしまっても心配ありません。火を少し強めたり、加熱時間を延ばせば調整できます。
「焦げ」はやり直しがききませんが、「水分残り」は修正可能。弱火でじっくり、を意識すれば失敗しにくくなります。
風を防いで火力を安定させよう
キャンプで炊飯するときに意外と多い失敗が「風のせいで火が安定しない」こと。特に弱火にしたタイミングで風を受けると、火力が足りずにご飯が炊き上がらないことがあります。
そんなときは ウインドスクリーン(風防) を活用するのが鉄則。火力をしっかり安定させれば、時間どおりにふっくら炊き上がります。
「風対策=美味しいご飯の秘訣」と覚えておきましょう。
おわりに|自分に合った炊飯方法でキャンプご飯を楽しもう!
自分に合った炊飯方法は見つかりましたか?
キャンプでふっくら炊けたご飯は、それだけでごちそう。いつものご飯よりも何倍も美味しく感じます。この記事を読んで、「次のキャンプではこれで炊いてみよう!」と思ってもらえたら嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。



 
 
 
 
 
 
 
	
 
	
 
	
 
	
 
	