ゆるキャン△に登場するキャンプ飯って、どれも本当に美味しそうですよね。
SEASON1 第2話で、なでしこが麓キャンプ場で作った『辛そうで辛くない少し辛い担々餃子鍋』もそのひとつ。真っ赤なスープにたっぷりの餃子が浮かぶシーンは、見ているだけでお腹が空いてきます。
今回はその坦々餃子鍋を実際に作ってみました。
原作のレシピを参考にしながら、美味しく作るためのコツやキャンプで再現するポイントもあわせて紹介します。
なでしこと志摩リンのように、心も体もポカポカになる坦々餃子鍋を楽しみましょう!
ゆるキャン△SEASON1 第2話に登場!なでしこの坦々餃子鍋
志摩リンと奇跡の再会を果たしたなでしこが、麓キャンプ場でカレーめんのお返しに作ったのが『坦々餃子鍋』です。本栖湖で交わした約束──「今度はちゃんとキャンプやろーねっ‼︎」を、ついにここで実現することになります。
寒空の下、真っ赤なスープに餃子が浮かぶ鍋を2人で囲むシーンは、ゆるキャン△の魅力がぎゅっと詰まった名場面。第2話とは思えないほど、見ている私たちまで作品の世界に引き込まれていきます。
少し話がそれますが、個人的に印象的なのはアニメ第2話の後半。ラジオから「ふゆびより」のBGMが流れ始める瞬間と、原作にはなかった最後のシーン──しまりんが初めて名前を呼ぶ「起きなよ、なでしこ」。
この流れが本当に温かくて、何度見ても心がじんわりします。
材料(2人分)

坦々餃子鍋(2人分)の材料はこちら。我こそは“なでしこ”という人は、原作にならって餃子50個を用意しましょう(笑)
具材の量はお好みで調整OK。キャンプで作るときは、鍋の大きさや人数に合わせて調整してください。
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| 白菜 | 1/8玉 |
| ねぎ | 1/2本 |
| にら | 1/2束 |
| 豆腐 | 200g |
| もやし | 1/2袋 |
| 餃子(市販品) | 10~20個 |
| ☆コチュジャン | 大さじ1(15g) |
| ☆豆板醤 | 小さじ1/2(2.5g) |
| ☆水 | 400cc |
| ☆鶏ガラスープの素 | 小さじ1と1/2 |
| ☆みそ | 大さじ1 |
| ☆練り白ごま | 大さじ1 |
| ☆砂糖 | 大さじ1 |
| [しめ用]パックご飯 | 200g |
| [しめ用]卵 | 1個 |
| [食後用]ポテチ | 好きなだけ |
※☆は鍋の素でも代用可
なでしこが持ってきた餃子は静岡県浜松市「丸和商店」の餃子ですが、残念ながら2024年12月28日をもって閉店してしまいました。
作り方

「辛そうで辛くない少し辛い坦々餃子鍋」の作り方を紹介します。なでしこは「切ってぶちこんで煮るだけだもん‼」と言っていますが、しっかり丁寧に作っていきましょう。
- 野菜を食べやすい大きさに切る。
- 鍋に☆の調味料と水を入れ、中火で温める。
- スープが温まったら白菜・ねぎ・にら・もやし・豆腐を加える。※餃子が冷凍の場合はここで入れる
- 具材に火が通ったら、餃子(生の場合)を加えてさらに5分ほど煮る。
- 味をみて調整し、好みで豆板醤を追加して辛さアップ!
- 鍋の最後にご飯と卵を入れて「坦々雑炊」でしめ。
- 食後はポテチでまったりタイム♪
原作では、なでしこがご飯を忘れてしまったため雑炊は作れませんでしたが、お腹に余裕があったら「しめの雑炊」もぜひ試してみてください。餃子の旨みが溶け込んだスープで作る雑炊は、思わず笑顔になるおいしさです!
坦々餃子鍋を美味しく作るコツ
そのまま作っても十分美味しいですが、ちょっとした工夫でぐっとプロの味に近づきます。ここでは、さらに美味しく簡単に作るコツを紹介します。
餃子は生と冷凍で入れるタイミングを変える
生餃子は煮込みすぎると皮が破れやすいので、食べる直前に入れるのがおすすめです。一方で冷凍餃子を使う場合は、中心まで火が通るように少し早めに鍋に入れましょう。
タイミングを変えるだけで、餃子のモチモチ食感がしっかり残ります。
市販の鍋の素をアレンジして簡単に
調味料をすべて揃えるのが面倒なときは、市販の「赤から鍋スープ」でOK。練りごまや味噌を足すと、風味とコクがぐっと深まります。
“手軽においしく”が、なでしこ流のキャンプごはんのコツです。
豆乳を入れるとマイルドな味に
辛さが苦手な人や小さなお子さんと一緒のときは、豆乳を加えてみましょう。まろやかさが増して、スープまで飲み干せる優しい味になります。体も温まるので、冬キャンプにもぴったりです。
キャンプで再現する時のポイント
キャンプでの調理は、家で作るのとは勝手が違います。気温や風の影響を受けやすく、片付けも大変。ここでは、実体験をもとにしたキャンプでの再現ポイントを紹介します。
土鍋を温めてから火にかける
冬キャンプで冷え切った土鍋をいきなり強火にかけると、温度差でヒビが入ることがあります。これを防ぐために、土鍋はあらかじめストーブの近くやシュラフの中で温めておくと安心です。また、お湯を入れて予熱しておくのもおすすめです。
風に強いコンロを使う
キャンプでは風が吹くことが多く、火力が安定しないと調理が難しくなります。風に強いコンロや風防を使うことで、スープや鍋も安定して作れます。
おすすめはアウトドア仕様の 『Iwatani(イワタニ) カセットフー タフまる〈CB-ODX-1-BK〉 』。強風時でも安定した火力をキープして調理できます。
後片付けはひと工夫で簡単に
キャンプで汁物は美味しく、体も温まりますが、後片付けが大変です。冷たい水で洗うと、せっかく温まった体も冷えてしまいます。
こちらの記事で洗い物を簡単に済ませる方法を紹介しているので参考にしてください。
まとめ|坦々餃子鍋で心も体もポカポカに

なでしこが作中で初めて作った料理「坦々餃子鍋」を再現してみて、鍋と餃子の相性の良さを改めて実感しました。ピリ辛のスープがもちもちとした餃子に絡んで、体の芯まで温まります。
アレンジで紹介したように、市販の鍋の素を使えばキャンプでも簡単に作れるのが魅力。寒い日のキャンプ飯にぴったりなので、ぜひ作って“なでしこ気分”を味わってみてください。

