夏キャンプも終わり、そろそろ冬のキャンプに向けて準備をしようとしている頃ではないでしょうか。
冬キャンプは十分な知識を持ってしっかり準備すれば、今まで感じたことのない素敵な体験ができます。その反面、知識と準備が不足していると危険にさらされる可能性もあります。
我が家は今回紹介するギアで、小学生の子供と一緒に氷点下の気温−5℃でも快適に冬キャンプができました。注意点も書いているので、参考にしてみてください。
冬キャンプで一番重要なこと【初心者の方へ】
冬のキャンプは空気が澄んでいるので、景色も遠くまで見えて夜には満天の星空も見えます。暖かい鍋料理なども家で食べる何倍も美味しく感じます。
ただ、アニメ『ゆるキャン△season2』第6話で鳥羽先生が話していたとおり、冬のキャンプは万全の準備をして挑まなければ命に関わることもあります。私の経験からすると、“一番楽しく一番危険な季節”だと思います。

とはいえ、冬のキャンプは一つひとつが子供にとって貴重な経験になるので、わが家は冬でも行くようにしています。(私が行きたいだけ?笑)
次から紹介するギアがあれば、子供連れでも冬のキャンプも暖かく快適に過ごすことができます。『必需品』と『快適にするためのプラス』を紹介していますが、冬キャンプは車の積載量も多くなりがちなので必需品を優先に持っていくことをおすすめします。
冬キャンプの必需品!おすすめ防寒アイテム
氷点下でも眠れる『ダウンシュラフ(寝袋)』
冬キャンプで一番大事なのは「寒さで眠れない状況を防ぐこと」です。特に氷点下になる環境では、マミー型のダウンシュラフを選ぶのが最も安心です。
シュラフの中綿には「ダウン」と「化繊」の2種類がありますが、冬キャンプでは軽量・コンパクトで保温力の高いダウンが有利。ただし性能に比例して価格も上がるので、行くキャンプ場の最低気温に合ったモデルを選ぶことが失敗しないコツです。
わが家が使っているのは『NANGA/AURORA 600DX』(快適使用温度-6℃)。日本製で永久保証が付いており、NANGAのシュラフの中でも安価な別注品なので、価格を抑えつつ長く使うことができます。
- 氷点下なら「快適使用温度-5℃以下」のモデルを目安に
- ダウンは高価だが収納性・保温力が優秀
- 長く使うならNANGAやモンベルの日本ブランドがおすすめ
冬キャンプ最強の味方『石油ストーブ』
冬キャンプで快適に過ごすなら、石油ストーブは必須レベルの暖房アイテムです。薪ストーブに憧れる人も多いですが、ファミリーや初心者キャンパーにとっては 「すぐ暖まる」「扱いやすい」石油ストーブのほうが断然おすすめです。
薪ストーブはあるだけで雰囲気抜群ですが、煙突設置や火力調整が難しく、テント内での設置場所も限られます。その点、石油ストーブなら点火してすぐ暖まれるうえ、朝の冷え込みにもすぐ対応可能。特に小さな子供と一緒のキャンプでは安心感が段違いです。
わが家が長年愛用しているのは 『トヨトミ KS-67H』。大型でパワフルな暖房力を持ち、ツールームやドーム型テントでもしっかり暖まります。灯油満タンの状態でも液漏れがなく、メンテナンスも簡単。正直、これ一台あれば冬キャンプの暖房は完結します。
- テントサイズに合った暖房出力
- 車の積載スペースに見合った大きさ
- 燃料が漏れにくい構造になっているか
【※重要※】一酸化炭素警報器は必須!
テント内でストーブを使用すると一酸化炭素が充満して一酸化炭素中毒になってしまうため、基本的にテント内のストーブの使用は禁止されています。そのため、ストーブの使用は完全自己責任になりますが、しっかり換気をして警報器を設置すれば事故を防ぐことができます。
用意するのは『火災警報器(一酸化炭素検知機能付き)』になります。これに関しては海外製の安価な製品もありますが、日本メーカーの製品を購入することをオススメします。数千円をケチって、いざというとき作動しなかったら意味ないですからね。我が家では保険も兼ねて必ず2つ設置しています。
電源いらずでお手軽保温『湯たんぽ』
コンロでもストーブの上でも温めてシュラフの中に入れるだけで、シュラフの中がポカポカになります。それだけじゃなく、朝まで湯たんぽが温かいので、朝の洗顔でお湯を使うことができて一石二鳥です!
【注意】温める時は必ず栓を外すこと!
意外と忘れがちですが、湯たんぽの取扱説明書にもしっかり書いてあります。栓をしたまま温めると内部が水蒸気で膨張してケガや湯たんぽが破損する恐れがあります。必ず栓を外してから温めてください!
文明の利器『電気毛布』
かさばらないのに暖かい電気毛布です。
別で電源を用意する必要がありますが、多少性能の低いシュラフでも快適に寝ることができます。わが家では家族分の高性能シュラフを用意できないので、2人分はワークマンのシュラフ(約8,000円)+電気毛布にしています。外気温が氷点下でも夜中に暑くて起きるくらいの暖かさです。
安価にホカホカ『使い捨てカイロ(貼るタイプ)』
安価で手軽に用意できてかさばらない。こんなんなんぼあっても良いですからね!
用途としては活動している時は身体に貼ったり、焚き火をしている時に寒い背中に貼ったり、シュラフの中で冷えがちな足元に。最近はくつ下用のホッカイロも出ていて、つま先が冷えがちな冬キャンプには持ってこいです。
注意点として、通常カイロだとすぐに冷めてしまって真冬はほとんど役に立ちません。パッケージに『マグマ』などと書いた高温カイロを準備しましょう。
プラスαでさらに快適!
必須までとは言いませんが、これがあると冬キャンプがさらに快適になります。
『スカート付テント』で冷気をシャットアウト
スカートはテントの足元についているヒラヒラの部分です。これがあることでテントのスキマから風が侵入してくることを防ぐことができます。
冬は風の有無で体感温度が全然違うので、冬のキャンプではスカート付テントをオススメします。ただ、テント内が密閉されている分、ストーブを使用している時はしっかり換気をしなければならないので、入り口を開放して一酸化炭素中毒にならないように気をつけましょう。
加湿器代わりに『クッカー』
石油ストーブの上に水を張ったクッカーを乗せておくだけで、幕内の湿度が上がって体感温度が上がります。実際に加湿するとしないとでは快適さが全然違います。
容量の少ないクッカーや、ストーブの上に直接で乗せているとすぐ水がなくなって空焚き状態になってしまうので注意です。それなりに容量のあるクッカー、ストーブから距離を取れるゴトクなどを使用しましょう。
『インフレータブルマット』で底冷え対策
いくら性能の高いシュラフを用意しても、シュラフの接地面はダウンが潰れてしまうため保温力は落ちてしまいます。また、冬は底冷えがひどいので、ある程度の断熱性を持ったマットを用意しなければ快適に眠ることはできません。
快眠できて底冷え対策もするならインフレータブルマットがオススメです。わが家では厚さ8cmと10cmのものを使用していますが、厚手の10cmマットは家のマットレスと大差ないくらいフカフカです。少しかさばりますけどね…
『コット』を使った快眠スタイル
マットと同じく底冷え対策で、物理的に地面から距離を離す方法です。ただ、これでも接地面のダウンは潰れて保温性は低下するので、電気毛布を併用して冷却対策をしましょう。
『扇風機』『ストーブファン』で熱を循環
なんで冬に扇風機?と思うかもしれませんが、幕内でストーブをつけていても、座っているとそこまで暖かさを感じません。なのに立ち上がるとサウナみたいに暑い。テント内では空気を循環させると満遍なく暖かくなるのでお試しあれ。
ストーブの上に設置する電源不要で回るストーブファンもおすすめです。扇風機に比べると風力は落ちますが、真上に昇るストーブの熱を横に流してくれます。
ちなみにわが家で使用しているこちらの扇風機。無名の商品ですが、折りたたみ・首振り・高さ調整など、かゆいところに手が届く本当におすすめの扇風機です。自分でもよく見つけたと思っています。
失敗談から学ぶ!冬キャンプの注意点
いかにも上級者のような感じで書いていますが、私も冬キャンプで散々失敗して今に至っています。私がやってしまった失敗も包み隠さず書いていますので、みなさんは同じ失敗を繰り返さないように気をつけましょう!
焚き火だけに頼るのはNG!
ソロキャンプの時ですが、荷物を減らすために寝るギリギリまで焚き火で暖をとって、寒くなったら寝袋に入ればいいや!と思っていました。しかし、その日は1日中強風で一切焚き火ができず。凍えながらご飯を食べたり、シュラフに包まっていたりと、まったく楽しむことができませんでした。暖を取るにも料理を作るにも焚き火だけに頼りすぎないようにしましょう。
飲み物や食材が凍った…。氷点下をなめないで!
冬は飲み物を冷やす必要がないので飲み物を枕元に置いたまま寝たのですが、朝起きたら飲み物が凍っていました。この時は予備の飲み物がクーラーボックスに入っていたのでよかったですが、冬キャンプでも食材や飲み物が凍らないようにクーラーボックスをしっかり活用しましょう。
ホッカイロでぬくぬくのはずが…
足元が冷えないようにホッカイロを入れて寝ていたのですが、朝起きると服に砂利のようなものががいっぱいついていました。実は寝返りをしている間に使い捨てカイロが破れて、シュラフの中に備長炭が撒き散らかされていました。後片付けが大変だったので、みなさんもシュラフの中で使い捨てカイロを使う時は気をつけましょう。
静かなキャンプ場で『火事です!』警報器トラブル
夕方、焚き火をしながらゆっくり景色を眺めていました。ただ、この日は薪が湿っていたためか、煙が多く出ていました。その時、向かい風が吹いて煙がテント内に充満。一酸化炭素中毒対策に設置していた火災警報器が大音量で『火事です!火事です!』と鳴り始めました。流石にこの時は焦りましたし、周りにも迷惑をかけてしまいました。
冬キャンプの必需品リスト
今回紹介した必需品+αのまとめです。必需品を優先的に、余裕があったらプラスαのギアも選択肢に入れましょう。
絶対に必要なもの
- シュラフ(寝袋)
- 石油ストーブ
- 一酸化炭素警報器
- 電気毛布
- 湯たんぽ
- 使い捨てカイロ(貼るタイプ)
持っていると快適なもの
- スカート付テント
- クッカー(加湿用)
- インフレータブルマット
- コット
- 扇風機
- ストーブファン
おわりに
極端な話、今回紹介したものを全て持っていけば真冬でも超快適キャンプをすることができます。しかし、冬のキャンプは防寒具などで荷物が多くなりがちで夏の1.5倍の積載量になります。そのため、可能な限りキャンプギアは厳選して挑みたいところです。
今回紹介したギアをしっかり用意して快適な冬キャンプを楽しみましょう!
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